③サウナに行きたい ~基礎知識編(1)~
最近、サウナ施設が近所にできたという情報を聞きつけ、
興味が湧いてきたのですが、そもそもサウナってどういう施設なのか?
体に対してどういう作用があるのか?
サウナ初心者でもわかるように、まとめてみました。
サウナ:元祖は、フィンランド式のドライサウナ。
サウナの効果:体が温まり、全身の血管が拡張し血液の流れが良くなる
・血液は人間の全身に広がっている細胞へ、酸素や栄養を送ったり、細胞が活動した後の二酸化炭素や老廃物を回収したりする役割を持つため、疲労回復につながる
基本の入り方:温冷交代浴
⇒それぞれの時間の目安は、サウナ浴8~12分、水風呂1~2分、休憩8~12分程度。
サウナ→水風呂→休憩を1セットとして考え、これを2〜3回繰り返す。多すぎると逆効果になるので、3回くらいが限度。
(用語)
・ロウリュ:サウナストーブの上の石に、スタッフが適宜水をかけるサービス。蒸気を発生させることで体感温度を上げ、発汗を促進する。
・アウフグース:ロウリュで発生させた水蒸気を、スタッフがタオルなどであおって拡散させるサービス。パフォーマンス的意味合い。フィンランドでは行わないが、ドイツでは行われる。
Q:なぜお風呂ではだめ??
A:サウナには『温熱効果』があり、体が温まることが最大のメリット
・サウナはお風呂と比べ、水圧がかからず、温熱効果だけを得られるのが利点
・お風呂に入るとお湯の水圧がかかるため、持病がある方は避けたほうがよい
Q:正しいサウナ入浴方法
A:
- 水分摂取(イオンウォーター等)
- 全身をまず洗う
- 湯船につかる:発汗作用を促す
- 体をよく拭いて、サウナに入る:汗がよくでる
- サウナの中は5〜10分。長くても15分で出る:体が温まって、気持ちよく汗をかいたらOK。たくさん汗をかくこと=効果が高いわけではない。温冷の繰り返しも、やりすぎると効果がダウンするデータがある。やりすぎると、むしろ交感神経が興奮して疲労が溜まり、逆効果になる。
- シャワーで汗を流:ぬるめのお湯で
- 水風呂に30秒〜1分入る・・・水を手足から徐々にかけて慣らしてから入る。中ではジッとする。ほどなく体のまわりに膜ができて冷たさがやわぐ。(この膜を「羽衣」と言う。)
- 5〜10分くらい休憩する:水風呂から出たら体を拭いて休憩。
サウナと水風呂の後の休憩こそが「サウナの効果」を得られる最大のポイント。サウナで温められて開いた血管が、水風呂で引き締められ、その後ゆっくり休憩することでじんわりと緩んで開放されていき、血流が一気に勢い良く全身を巡り始めるから
- またサウナに入る・・・体が冷えきらないうちにまたサウナに入りましょう。休憩中に汗が出た場合はシャワーをしてからサウナに入ってください。このサイクルを2〜3回繰り返し、最後にゆっくり長く休んで終了。
- ととのった!:サウナや水風呂を何回かくり返した後、椅子やベンチでゆっくりと休憩をすると血液が体を、酸素が脳を駆け巡り、ディープリラックス状態になる状態らしいが、5分くらいしか継続しない?
※水風呂が苦手な私は、足先を冷やすだけでもいいし、30度くらいのぬるい湯船かシャワーを使ってもよいとのこと。
※さいきん瞼のけいれんがひどい・・・
そんなときは、☆高温のサウナに短時間入る のがいいらしい。
シャワーを浴び、90℃ほどの高温サウナに8分程度入浴。サウナ室に入ると皮膚が過敏に反応し鳥肌が立つが、その刺激が効果をもたらす。熱いサウナに入ると皮膚に刺激が加わり、神経の調整能力が向上。自らの抵抗力が高まる。これにより神経疲労が回復し、症状が抑えられる。
Q:期待される効果は?
A:
1)肩こり・腰痛の改善
⇒血管拡張⇒心拍数増加⇒循環血増大⇒血液の流れを改善
2)疲労の軽減
⇒乳酸が酸素により分解⇒汗として放出
3)体臭改善
⇒体温38℃以上⇒全身の汗腺から汗⇒皮脂腺からはアブラ、アポクリン腺からは嫌なニオイのもとが排出
4)免疫力
⇒細胞に熱が加わりたんぱく質損傷⇒同時にHSP(ヒートショックプロテイン)という別のタンパク質が生まれる⇒タンパク質損傷修復作用⇒細胞活性化⇒免疫UP
5)やる気がわく!
⇒高温・水風呂による自律神経刺激。
6)低血圧改善
心臓と血管のポンプ機能の強化
しかしながら直接の「ダイエット効果はない!」
HSPが増加し、褐色脂肪細胞(⇔白色脂肪細胞)が増えることによって、痩せやすい体質にはなっている。
サウナ後に、体重が落ちているのは、体内の水分が汗で流れ、軽い脱水状態になっているからにすぎません。そのため水を飲めば体重は元に戻ってしまいます。
飲酒後のサウナは、脱水状態になりやすいのでやめておきましょう!
よーしサウナに行きたくなった!